ムネモシュネ・シナプス

健康で文化的な生活を目指すブログ

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現地に馴染めない系の海外在住者の誓い

今週のお題「行きたい国・行った国」 半年間の一時帰国があっという間に終わり、先日オーストラリアに戻ってきた。 気軽に会える友人はおらず、徒歩圏内にコンビニすらなく、まだ一人で運転もできない孤立生活がまた始まった。パートナーや彼の家族はいつも…

セルフジェルネイルで始まった瞑想習慣

なるほど、田舎にはネイルサロンがないのか。 2022年11月頃からセルフジェルネイルを始めた。 理由は2つ。田舎過ぎて近くでサロンが探し出せなかったのと、白単色ネイルにしてみたかったため。冬場、厚手のセーターやコートの袖口から白いネイルをのぞかせ…

【映画】『500ページの夢の束』

「Please stand by(そのまま待機せよ)」「Please stand by(そのまま待機せよ)」 自閉症のウィンディは、養護施設で暮らす女の子。チェーン店「シナボン」で仕事をしている。月曜日はオレンジ、火曜日はラベンダー、水曜日は青、木曜日は水玉、金曜日は黄…

人生半分以上をBBAとして生きるって事実

今年31歳になった。自分が31歳になるとは思っていなかった。早死にするだろうとか考えていたわけではなくて、31歳になった自分を具体的に想像したことがなかった。 中学生の頃は高校生の自分しか想像してなかったし、高校生の頃は20代前半の自分しか想像して…

「身ウチ」が増えれば生きにくい?

親や兄弟になんとなく意地悪になってしまう、親しい友達の行動・言動になんだか苛立ちを覚える、あれ、なんなんだろう。 先日、近しい人に無駄にイライラしてしまう出来事が続いて、自分の驕りと心の狭さに自己嫌悪になりながら、この現象はどうして起こるん…

自分の機嫌を自分で治せるか

私は海外の田舎に住んでいて仕事は完全在宅で周りには友達もいないので、ひねもす家にいる。 通勤や移動もなく、手のひらに収まるほどの人としかコミュニケーションを取らないので、身体的にも肉体的にも力が有り余っている。オフィス勤めのサラリーマンから…

都会サラリーマンは田舎キャンプの夢を見る

AM4:40 アラームが鳴る数分前に勝手に目が覚める。アラームが正しく鳴るまでは、眠気を喉に詰まらせたままベッドの中で動かない。 AM4:45 清々しい和音でゆったりとした音楽が鳴り出す。最近のスマホでは「優しく起こすため」の目覚め用アラーム音が設定でき…

【日記】modifyされる体

本日も朝から晴天、最高気温は22度。7月なのに今この国は冬で、だけど気温は春のよう。日本で生まれ育った人間は混乱する。 今日は私にとって記念すべき日だった。約半年ぶりに、2weekのコンタクトレンズ を装着できたから。低めの度で作った眼鏡でずっと…

凡才フリーランスの不安:お金と創作意欲の関係

自分の創作物の対価としてお金をもらい、それで生活していく。これを実現させるには一体どうしたらいいんだろうと考えながら会社員生活を送ってきた。 現在私は会社員を辞めて、自分の創作に多くの時間が割ける生活をしている。1年前の自分からすると夢のよ…

【日記】外出自粛ライフ2週目:二週間前に書いたスケジュール

スケジュール帳がこれほど機能しない日々を過ごしたことがあっただろうか...。一つ前の日記を書いていた3月13日には、今月末までにはバイト先の一連の仕事を覚え切り、みんなの足を引っ張らずに(そして怒られずに)動けるようになるだろうと考えていた。 そ…

【日記】タイラー・ダーデンの休暇:オーストラリア滞在記

年も明けて仕事始めを目前にした週末。40℃近い外気と太陽光を遮断するために分厚いカーテンを閉め切った部屋で、パソコンを開いている。この部屋にはエアコンがないため、昼間も薄暗い穴ぐらのようにして暑さを凌ぐ。日本人からすると、40℃の夏にエアコンな…

【旅行記】生と死のウィーン:生きているもの

二日目のウィーンは曇り空だった。午前中は応用美術館と分離派会館(セセッシオン)に行こうかと思っていたけど、まだ疲れも取れなかったので分離派会館だけに行くことにした。ホテルから比較的近く、同エリアにはマーケットや有名なカフェもあったので、ま…

【旅行記】生と死のウィーン:死んでいるもの

2019年6月に初めてオーストリア・ウィーンを訪れた。大学時代に世紀末美術にハマり、いつか行ってみようと思っていた場所。グスタフ・クリムトやエゴン・シーレ、ウィーン分離派の絵や作品を一度拝んでみたかった。 2日間ウィーンを歩いて回って頭に浮かんだ…

【旅行記】LSDと浮遊するヨーロッパ

一日中、いや一週間以上、ずーっと繰り返し聴いても、全く飽きない音楽に出会うことがある。私の場合は年に数回、合計で10曲もいかないくらい。今はiMusicやその他音楽配信サービスのおかげで膨大な数の楽曲にアクセスできるようになった。しかしそれでも、…

【読書】現代俳句とインスタグラム:言葉の曖昧性と意味の裾野

現代俳句は、インスタグラムみたいだった。福田若之の俳句集『自生地』(東京四季出版)は、とても視覚的な文章で、一句一句の情景が目に浮かぶ。 「樹に道に棒付きアイスの棒に雨」「熱帯夜ジョジョをはなから読み返すッ!」 へえ、これって俳句なんだ!な…

【映画】あの頃のマーク・ジェイコブス

先日表参道を歩いていたら、マークバイ マークジェイコブス(Marc by Marc Jacobs)の店舗がなくなっていることに気がつきました。2015年にマークジェイコブス(Marc Jacobs)に統合され、店舗が減っているようです。 概要:『マーク・ジェイコブス&ルイ・…

【映画】『In VOGUE : The Editor's Eye』VOGUEの優秀な編集者たち

世界一有名なファッション誌・VOGUEを作る個性豊かなエディターたちと、彼女たちがそれぞれの制作現場を振り返るドキュメンタリー。 概要:2012年公開。VOGUE USの歴史と、1947年以降から2012年にかけて編集部で活躍した8人の女性にフォーカスを当てた作品。…

【人生】晴れた早朝の空気が「精神清浄機」

ネガティブな感情やなんだか居心地の悪い気持ちがついて離れない時は、早朝10分くらい散歩すると良いです。こもった部屋の中を換気するように、新鮮な空気が頭と心を一掃してくれます。 ここ数ヶ月の間、「すみません私もういっぱいいっぱいです!」とパンク…

【本】 『昭和幻燈館』 久世光彦エッセイ

定期的に読みたくなる本があって、その中でも飛び抜けて好きなのが久世光彦の『昭和幻燈館』というエッセイ。 著者の幼少期、青年期の記憶と結びつく昭和時代の文化、文学作品などを綴ったものなのですが、知的なのにお耽美、そして幽玄的な世界を探索するよ…

月曜日が始めるのが嫌になったら考えること

先週末から一週間ほど遅い夏休みをもらい、言葉通り「仕事のことはすべて忘れて」休みを楽しんできました。メールの通知は完全にオフ(もちろんメールアイコンの右上につく赤いバッジも非表示)、海外へ行っていたけどレンタルWi-Fiも借りずにほとんどオフラ…